日頃、補聴器の相談のために多くのお客様がご来店されます。
当店にご来店された場合に、どのようなサービスを受けられるのか、当店の “音作り” について、1例取り上げてご紹介いたします。
(体調が優れない、又はお時間のないお客様には短時間で行う方法もお取りできます。遠慮なくご相談ください。)
青山店でのご相談例/お客様:鈴木様(仮称)50代男性 会社員
1. 対話
どのようなお悩みをお持ちなのか、まずここから私達がお話をうかがい確認していきます。
お悩み
- 補聴器をつけることに抵抗がある
- 複数人と話す時に会話についていけないことがある
- 会議では質問を受けても、聞き取れずに困ったことがあった
- 自宅ではテレビの音が大きいと家族から言われてしまう
- レストランでは周りの話声がうるさく、家族の声が聞きとれない
- 妻と散歩しながら会話をしても聞き取れないことが多い
2. 測定
次に鈴木様がどのように聞こえているのか、客観的なデータを測定していきます。当店では細かく詳細に測定することで、聞き取りにくくなっている音の種類を特定します。
採取したデータ
- なんとか聞きとれる小さな音の程度、うるさいと思う音の程度、言葉の理解度の測定
結果
- 低い音はある程度聞き取れているが、鳥の鳴き声などに近い高い音は聞きとりにくい
- 相手に大きな声を出してもらえば言葉ははっきりと理解できる
3. 分析
対話と測定から得た情報を基に鈴木様の"個性"を分析し、補聴環境に必要な性能、機器を整理します。
分析結果
- まず補聴器への抵抗感を軽くするため、デザイン性の高いものを選ぶ必要がある
- 様々な場所でお使いになることを想定し、騒音対策を重視する必要がある
- 会議など、離れた距離での会話も聞き取りやすくするために、両耳で聞き取れる補聴器にする
- 補聴器だけではテレビの効果が低い可能性も想定し、サポート機器を使える補聴器にする
4. 選択
A
補聴器:
オーティコン社のデュアル両耳装用
理由:
デザイン性、騒音対策、テレビを聞きとりやすくするサポート機器が使えるため
B
テレビ用サポート機器:
ストリーマー(メーカー純正サポート機器)
理由:
現在の最先端の技術で高音質に聞き取れるため
5. 音の加工
鈴木様の個性に必要な機器が決まったことで、今まで採取した情報からこの機器を最大限に活用するために、鈴木様の個性に合わせた音作りを始めます。
効果測定室で補聴器の効果を測定し、補聴器の音作りをしていきます。
6. 貸し出し制度の提案
鈴木様が購入前に実際に使用したい場面で試しに使うことを希望されたため、この制度の利用を提案しました。取り扱い方法の説明と、装用トレーニングをして本日は終了となりました。
7. 貸出効果の確認~ご成約
会議で片耳の補聴器を外して聞いてみたところ、やはり聞き取りにくく、両耳装用の効果を実感されたとのことです。また、サポート機器を使用しなくてもテレビは聞きとれたので、今回は補聴器のみとなりました。
長く使用できるように今後聞き取りにくくなった時のことまで想定して、サポート機器の使用できる補聴器をご購入されました。
8. 補聴器のお渡しと
今後上手に補聴器を使っていくノウハウの説明
取扱方法の確認、装用トレーニングを行いました。先日の貸出効果で新聞の音がうるさかったと言われていたため、その点を考慮して音を微調整しました。これから補聴器をお使いになることで色々な音が聞こえてきますが、中には聞こえなくてもいいと思う音まであるでしょう。そんな時の対処方法など当店独自のノウハウをお話ししました。
補聴器代金をお支払いいただき、本日は終了となりました。
9. アフターフォロー
ご購入から2週間後にご連絡をして装用具合の点検をしたところ、「特に大きな問題はなく、騒がしくもないので快適だが、もう少し全体に大きく聞こえるとありがたい」とのご希望がありました。
お仕事帰りの時間に来店していただき、音の大きさを全体に微調整して、お帰りになりました。
その後は調子が良く、お仕事でもご家庭でも快適に過ごされているとのことです。近くに立ち寄られた際などに、無料メンテナンスをご利用になり、上手に補聴器をお使いになられています。補聴器を長く、快適にお使いいただくために、定期的なご連絡や情報発信をさせていただき、ご購入後もきめ細かくサポートし続けています。

